Microsoft Officeで作成されたファイルをオープンソース系のOfficeで開くとレイアウト崩れするときは...

オープンソース系の統合オフィスソフトウェアといえば「Apace Open Office」「Libre Office」が有名で双方とも無償で公開されており、「Microsoft Office」ともある程度の互換性があって使いやすい。けれど、完全な互換ではないため、レイアウト崩れや機能制限などが発生する場合があります。無償・有償どちらにしても開発元が異なるソフトウェアなので当たり前なのですが...。「Microsoft Office」のファイルをレイアウト崩れを最小限に抑え、かつ無料使用の範囲で開く方法の備忘録です。

まえがき

そもそも「Microsoft Office」を所持して利用できる環境であれば互換性をさほど気にする必要もないのですが、使用頻度の関係や購入費用の関係で「Microsoft Office」の導入に至れないケースも少なくないと思います。そうなればオープンソース系の無償オフィスソフトウェアないし、安価な有償オフィスソフトウェアに頼らざる得ないのが実情。しかし、いくら互換性があるとはいえ、他社開発のオフィスソフトウェアでは「Microsoft Office」と全く同じ再現性をもつことは限りなく少ないのが現状です。

特に「Microsoft Windows」ではない環境(Mac OS Xなど)では「Microsoft Office」の導入にはハードルが高い傾向にあるので代替ソフトウェアを使用せざる得ない場合が多いように感じます。代替ソフトウェアでは「Microsoft Office」と幾分かの互換性があるものの図形描画(円グラフや立体図形、矢印、引き出し線、吹き出し等)の再現性に乏しく、表示はされるものの簡素な状態や不完全な状態で再現されることも少なくありません。

表示・印刷だけならMS謹製のビュアーソフトウェアを使う

「Microsoft Office」には、「Excel Viewer」「PowerPoint Viewer」「Word Viewer」という「Microsoft Office」が導入されていない環境でも表示・印刷のみが可能になる専用ソフトウェア群「Office Viewer」が用意されています。ただしこれらは、Windows版のみの提供であり、Mac OS X向けの提供はありません。

また、「Word Viewer」は2017年11月でサポート及び公開・配布が終了。「Excel Viewer」「PowerPoint Viewer」においても2018年4月でサポート及び公開・配布が終了する予定です。今後、「Office Viewer」を入手するにはミラーサイトを利用する必要がありますがマルウェアなどの危険性もあるため公式サイト以外からのダウンロードは推薦しません。

基本機能が無料で使える「Microsoft Office Online」を使おう

Microsoftが提供するWebサービス「Office Online」を利用すれば高い再現性で「Microsoft Officeで作成されたファイル」を閲覧することができます。しかも基本機能の使用は無料。オンライン環境下であれば対応ブラウザを使用することで「どこからでも閲覧・編集」が可能。ブラウザ上のアプリケーションであるため、「Windows」だけではなく「Mac OS X」や「Linux」でも「Word」「Excel」「PowerPoint」の基本機能を使用できます。

また、ドキュメントファイルはPDFファイルに変換して「ローカル」や「OneDrive」に保存することもできます。ドキュメントファイルを別名でPDFファイルにしておけば表示が固定されレイアウト崩れしないファイル(PDF編集ソフトウェア以外で再編集不可)となり、プリントアウトする場合や相手先にファイルを添付してメールを送る・OneDriveでファイル共有する場合にも重宝します。

なお、「Office Online」を利用するには「Microsoftアカウント」が必要です。詳細については下記リンク先を参照ください。(上位機能を提供する「Office 365」を試用した場合は試用期間を過ぎると自動で課金されますので注意してください。「Office Online」のみ無料で利用したい方は「Office 365」を試用に同意しないことをお勧めします。)